垂れ壁とは天井から垂れ下がったような形
主に床の間や対面キッチンで流し台の上部に戸棚をつける壁などがあって、別名下がり壁ともいいます。
建設基準法での垂れ壁の種類は火災により発生する煙の拡散を防いで避難するときに比較的安全に逃げるために必要な設備として安全に配慮した重要な規定も設けられています。
炎は下から上へと向かうのでこの性質を最大限に利用した人間の生きる知恵です。
その他にも、この役割にはキッチンからのにおいや煙を隣室に運ばないようにするためなど防煙目的が主な理由として挙げられます。
垂れ壁には二種類あり、一つはSタレ壁と言って家の構造上必要不可欠な壁と防煙目的で作られるものです。
賃貸住宅でも見回してみると意外とこの構造の多さにびっくりします。
いろいろと考えられながら一つ一つ丁寧に作られていることがわかります。
どちらも隣接して作られる場合には高さを揃えてもらうなどの配慮も必要です。